工事概要

下水道管路の劣化・老朽化

 下水道管路の劣化・老朽化は腐食または経年により進行し、破損による道路陥没によって人身事故や交通阻害等を引き起こします。また、破損に伴う溢水や漏水が発生し、衛生上も問題となります。
対策としては、管路の改築と耐震化を進めることで、震災時の管路被害に伴う使用制限が軽減され、早期復旧も可能となります。

道路陥没はなぜ起こる?

 下水道管路に起因する道路陥没が全国で多発し、年間約3,300 件程度起きています。発生割合は本管約3割・取付管約7割で、腐食と老朽化が主な原因となっていて、陥没箇所は車道部が多く、布設後30年を経過すると急増しています。

道路陥没はなぜおこる?

非開削による下水道工事(管更生工事)

アルファライナー・アルファライナーH工法

下水道の耐震化・長寿命化について
 下水道の耐震化及び長寿命化を行うことにより、老朽化や大規模地震の発生に対し根幹的なライフラインである下水道としての重要な機能(トイレ使用の確保、浸水の防除及び公衆衛生の保全、道路陥没の防止)の信頼性を確保し、住民の安心安全を確保することを目的とします。

 管更生工事を実施することで、長期にわたり下水道機能を維持することができます。

アルファライナー工法
アルファライナーH工法

光硬化工法とは
 耐酸性ガラスクロスに光硬化性の樹脂を含侵・積層させた材料を、空気圧により加圧・拡径した状態で、UVトレーンを使用し硬化させる現場硬化型の管更生工法です。

光硬化の特長
・ 更生材の長期保管が可能(常温で3ヶ月)
・ 施工時間が短い
・ 季節を問わず一定の硬化時間
・ 硬化前に管内確認が可能
・ 浸入水があっても施工可能
・ 二酸化炭素排出量が少ない
・ 硬化収縮が極めて少ない

下水道 施工前と施工後

計画工程表

下水工事 計画工程表

工事予定